【仕事の場】ワークスタイル

いろいろな仕事の場所について

ネットワークの価値

コワーキングスペースなどで今まで知らなかった人と出会い、人脈が広がる。とはいえ、それが自分にとって価値のあることか、意味のあることがと考える人もいるでしょう。例えば、自分のビジネスとは全く関係のない業種の人と人脈ができても、それがビジネスで役立つとは限らず、あまり魅力的なネットワークとは言い難い。その点、人脈づくりに費やす時間などのコストがどうなのかと考えることもあるでしょう。

しかし、フリーランス個人事業主にとって「人脈」は想像以上に重要です。直接的にその人が自分のビジネスに無関係だとしても、不思議なもので人は人とつながっており、どこかで接点が生きることがあります。

もっといえば、仕事にはずっとつながらなくても人生の伴侶になる可能性もあります。マッチングサイトで婚活をするのが珍しくないなか、コワーキングスペースでの出会いで結婚に結び付く可能性は到底否定のできるものではなく、実際にシェアオフィスの隣同士になったのが縁で結婚をした、というような話は山ほどあります。

フリーランス個人事業主は、専門性の高いビジネスを行っていることが多いため、お付き合いする人(普段接するビジネスの関係者という意味です)が相当限定的になります。

人脈とビジネス

その意味でも、シェアオフィスやコワーキングスペースで出会う人々は普段出会うことのないバックボーンなどを有する人ばかりですから、刺激的だと言えます。仕事に繋がるかどうかという観点で人脈を捉えるのではなく、「人脈は必ず自分の人生を豊かにする」という視点を持つと、さまざまな場所で仕事をすることのメリットにも気づくことができるのではないでしょうか。飲み仲間ができれば自分の仕事のストレスを減らすことができ、結果的にビジネスにプラスに働いていると考えることもできるのです。

もちろん、出会いの刺激に溺れてしまって家族を崩壊させてしまうような人も現実的には多いため、理性を持って人脈を捉えていく必要があるのはいうまでもありません。