【仕事の場】ワークスタイル

いろいろな仕事の場所について

漫画喫茶・インターネットカフェ

漫画喫茶やインターネットカフェは、設備が非常に充実しているところが特徴的です。快活クラブなどは、ブース席や個室が準備されており、自分だけの空間で周りの目を気にせず仕事をすることができます。

疲れたらシャワーを浴びてリフレッシュすることもできますし、お腹が空いたら食事をすることもできます。ほとんどの漫画喫茶・インターネットカフェでは、ドリンクは無料で飲み放題というところが多いので、飲み物に困ることはありません。

時間制になっているため、お金はかかりますが仕事が乗ってきたならば延長して、自分の満足いくまでその座席で仕事を続けることもできます。

インターネットカフェで仕事する

一見するとデメリットがなさそうですが、誘惑が多いという点に注意が必要です。漫画喫茶には雑誌の最新号などが置かれていますので、ちょっと休憩にと手に取るとそのまま本を読み続けるということは珍しくありません。また、インターネットカフェは高速WIFIに繋げられたPCがありますので、動画を見ようものならそのまま見入ってしまうというのは当然のように起こりえます。

簡単に言えば誘惑が多いということです。

自分だけの世界に没頭でき、かつ、仕事以外に楽しむことができるような設備・機能が充実しているため、結果的に仕事が捗らないという矛盾したことに繋がるときがあります。自己管理ができる人は何の問題もないでしょうが、自分自身のマネージメントが苦手という方は注意が必要です。

図書館など公共施設で仕事する

自治体は住民サービスの一環としてさまざまな施設を開放しています。図書館は典型的な場所で、勉強などを行うことができるように空いている部屋を開放していることが多くあります。

また、図書館以外にも行政が運営するさまざまな施設は自由に出入し、利用できるところが多くあります。

最大のメリットは、原則として費用が掛からないことです。無料で利用でき、どれだけ長くいても何かを言われることは基本的にありません。

一方で、大きなデメリットが2つあります。1つは、サービス(機能)がイマイチというところです。図書館であればスペースはあっても、電源やWI-FIまでは自由に利用できるというところはほとんどありません。その点、仕事用というよりも勉強用のスペースという位置づけが色濃いように感じられます。もちろん、学生専用ということではないでしょうが、学生の利用者が多いというのが現実です。

最大のデメリットは、座席を確保するのが大変ということです。特に、受験のシーズンになると学生が図書館などの施設開館前から並んでおり、営業開始とともに席をすぐに占有されてしまいます。学生が席を確保した場合、長時間にわたって空くことがありませんので座席が空くのを待っても座ることは困難です。

もちろん、座席がいっぱいというのはスターバックスコーヒーなどにおいてもみられることではありますが、スターバックスコーヒーあたりは利用者の回転も速いため、少し待てば座席に空きが見られます。しかし、図書館などでは空かないことが前提ですので、安定的に仕事場所として使うのは難しいことが多いと言えます。

カフェで仕事する

スターバックスコーヒーができてから加速していったと考えられるのがカフェ(喫茶店)で仕事をするというスタイルです。

カフェにパソコンを持ち込んで仕事をしているサラリーマンは珍しくなく、スターバックスコーヒーなどではラフな格好でパソコンを操作しているひとが多いですが、フリーランス個人事業主といった人たちが仕事スペースとして上手に利用しています。

昔は、カフェで作業をしたくても「電源がない」ということが多かったのですが、最近ではマクドナルドも含め、多くのカフェでは仕事ができるように電源を座席付近に設置するようになっています。

また、パソコンでの仕事には不可欠ともいえるのは電源のほかにWi-Fiがありますが、多くのカフェでは無料WI-Fiを提供しています。

カフェは人の出入りがあって、自分だけの世界に集中して作業するということではないですが、むしろ人の動きや心地よいミュージックが捗る、という人も多いです。集中する時には静かな環境では逆に集中できないという人も多いので、そういう人にとっては少しざわつきのあるカフェが良いということです。

カフェでの仕事

カフェで仕事をする際には、ドリンクを注文することになりますが、場所代と考えれば金銭的には大きな負担にはなりません。デメリットとしては、長時間仕事をしていると次第に居心地が悪くなることでしょうか。ドリンクを常に頼み続けるわけにもいかず、もちろん店員に何を言われるわけではありませんが、やはりずっと居座っているのは罪悪感に欠けるというのも事実です。そんなこと気にせずずっと仕事場所として占有できる程度の精神力がある人ならば何の問題もないでしょうが、ふつうは気になるのが正直なところです。

多様化するワークスペース

一昔前までは、会社に出社してみんなで顔を合わせて挨拶し、その後は自分のデスクに座って仕事を行う。というスタイルが当然で、それについて誰も疑問に感じて居ませんでした。

しかし、最近は働き方が大きく変わっています。

会社に出社しても、自分専用の固定席が存在せず、フリーアドレスという形式で自由な席に日替わりで着席して仕事をするスタイルも増えてきました。また、従来のようにデスクが向き合って所狭しと並んでいるような配列ではなく、デスク自体がブース(パーテーション)で囲まれ、自分の世界に没頭して仕事に集中できるようなゆとりを持ったオフィス空間も増えています。

さらには、そもそも会社に出社せずに自宅などで仕事を行う「テレワーク」「リモートワーク」といった形式も増えており、特にコロナ禍では顕著になっています。

これらの変化に対応するように、仕事をする場所(拠点)も多様なものが登場していますので、いろいろと紹介していきたいと思います。